今って「短大」がほとんどありません。親の世代では結構「短大」進学する人は多かったのですが、あの「青短(青山女子短期大学)」ですら消えています。時代と共に女子も四大が主流なんですかね。別に短大でもいいと思っていたんですが。(短大は短大で忙しくてあっという間に過ぎてしまうんですが)
さて、女子大の何がいいのか?
うちのネネがそこまで想定して「女子大がいい!」と言ったわけではないのですが、調べてみるとおススメポイントがいくつかあります。
①単純に競争倍率が半分
男子がいない分、一部の人気がある女子大の学科以外、2~4倍程度でハードルが低め
②就職がべらぼうに良い
昔からのイメージでしょうか?同じ偏差値の中堅クラスの大学なら、女子大の方がウケがいいのかもしれませんね。
ここ数年の就職内定率、女子大が上位にあります。
③学生の人数が多すぎないので、大学の面倒見が良い
学生課や就職課などの対応が「学生ファースト」で手厚いです!
④親対応も手厚い
やたら保護者や学生向けの「無料講座」で有名人の講演会があったり、年に数回、希望すれば授業参観もあります。高額な授業料を払っているんですから、スポンサーの親にも手厚い。
⑤校内がきれい
学校見学も数か所行きました。都心の大学はここ数年建て替えられている大学が多くどこもきれいですが、郊外型の広い大学や歴史的建造物の古い校舎であっても、趣があり、きれいです。
⑥実は女子だけの方が人間関係が穏やか
勝手なイメージですが「女子だけって、ギスギスしてそう」なんて思っていましたが、逆です!女子大に通っているお嬢さんたち口コミを見ても「友達がいい!みんな仲良し!」と書かれています。 そうなんですって。 実は異性がいない方が、つまらない争いや嫉妬もなく、穏やかでのんびり。基本的にみんなもう大人なので。くだらない、意味のないイジメとかありません。
ネネの大学はもちろん授業にもよりますが、たいてい30人程度の講義で人数もそれほど多くないので、すぐ顔見知りになります。けれど高校と違って取っている講義もバラバラなので、高校のクラスメイトほど一緒にはいない、いい距離感で広~くお付き合いできるそうです。
⑦セキュリティー
入口はもちろん警備員がいますが、入館するには全員、もちろん先生たちも「ピッ!」をしないと入れません。=部外者は論外。
気軽にお近くのサラリーマンが学食でランチ食べるとか、できません。
⑧インカレに入るとモテる?みたいですよ
ネネの友達にもいます、東大のインカレに入って「ダンナさん探し」をしているお嬢さん(笑) ま、それも悪くないと思いますよ。
なんだかんだで女子大ウケはここでも健在だそうです。
と、こんな理由を勝手に並べてみました。
私自身が進学をする時、女子大は選択肢に入れなかったのですが、そう言われてみると、、妙に納得です。
なんといっても①の理由で断然おススメです。
「受験に倍率なんて関係ないよ、自分が合格点を取っているか、取っていないかで合否が決まるんだから!」ということを言われることもあります。それは十分に理解できるのですが、受験をする上では絶対的な指標の一つになりますよね??
そもそもうちのネネは
5倍以上はムリ~受かる気しない~!10倍とか20倍とか、見ただけで受験する気なくすわ~!
と言っておりました。
ムリもありません。不登校チャンからの大学受験です。ここ数年「試験、テスト順位、合格点」などの競争社会から離れておりました。(高認のテストは他者との競争ではないので)
そんな数値がプレッシャーになるようならば、そういう人気が集まりそうなところは避けた方がいい、と思いました。
そして、それゆえの女子大です!!
大学卒業を目指す!
世の中、お勉強のできる不登校チャンもたくさんいらして、よく「高卒認定から東大合格しました」「国立大学に入学しました!」という文言を聞くことがあります。それはとっても素晴らしい!!!
でもうちのネネも含め、東大?早稲田?慶応?? いやいや、記念受験させてどうすんの?っていう、並の学力のお子さんの方が多いかと思います。
本人や親御さんの目指しているそれぞれの方向性でいいと思いますが、私がネネに大学を勧めたのは どこでもいいから大学に行ってもらいたかったからです。
高校中退のままだと学歴は「中卒」です。 将来、突然「〇〇になりたい!」と思い立っても学歴の壁を越える苦労はずっとつきまとうと思います。だけど、大学に入って卒業できれば、たとえ名の通った有名大学でなくても「大卒」は「大卒」です。少なくとも「中卒」よりは選択肢の幅が増えるでしょう。そこから先は本人の努力次第です。
そしてなにより、大学に行くということは、
「中卒」で止まっていた知見を広げられると思います。
それが有名大学でなくても、いや、もちろん入れるだけの学力があれば、それに越したことはありませんが、私が固執したかったのは大学名ではありませんでした。
毎日毎日、何もやることがなくダラダラして、夕方からバイト行って、そしてもまたダラダラする。なんて生活を一掃するには、今ここで大学に入ってもらわなければ!!と、思っておりました。
ゆえに、、↑この倍率の話に戻ります。本人が怖気づいてしまうような、人気のある高倍率の大学、学部は避けたかったのです。
これは女子だけでなく、男子でも志望校を決める際に考えてみてください。
もちろん、学力に見合っているのであればいいんですよ! うちは学力相応のところで、あくまでも「大学卒」を目指した学校選びをしました。