受験できる体制を整える
「まったく高校受験なんて考えられない!」という状況だと、親は焦ります。(高校ぐらい行ってほしい)は普通の親の感覚で、経済的にとか病気でとか、そんな特別な理由がない限り、ごく当たりまえに高校は進学するものだと思っていました。
ただ、不登校を経験したことがない親御さんは 高校進学以外の道を知らないですし、今現在 中学不登校→ 内申がつかない → 高校受験できない いったいどうするんだぁ~!と、そればかりが頭をよぎります。
その焦りは子供にも伝わり、お互いに精神衛生上よくありません。
なのでお子さんと対峙する前に、現状を見極めて少しずつできる範囲で体制を整えるようにしましょう。
親ができる、高校受験準備の対策として
① お勉強はできる or 保健室登校のできるお子さん
学校に申し出て「定期テストの別室受験」をお願いし 中間、期末テストをうけましょう。(1科目でも構いません!)
② リモート授業が可能な学校
コロナ禍の影響で昨今、リモート可能な学校が増えています。その場合 とりあえず「参加」して、できる提出物、ワークをやって、親が学校へ届けましょう!
(親はシモベに徹します!!)
③ 元気になるまでは、中学卒業後の進路や高校受験の話は一切しない。
全く会話もできない、部屋から出られない場合です。
おおまかにこの3つです。 たとえ今は③でも悲観しないでください!
今、大学生になり、過去に不登校だった子供たちは、当時のことを振り返り、必ず言います。
「あれは、自分には必要な時間だった・・」
って。 長い人生、自分自身を見つめ直す休息の時間があっても良いと思います。